お客様にこんな話題をいただきました。
「こんなにおいしいコーヒーを発見したひとは偉い。なぜ発見され、また初めてめて飲んだのは誰なのか?もしや、昔の人が山火事のあとに焦げた珈琲の実を食べて偶然焙煎コーヒーが発見されたのではないか?」
コーヒーの起源については諸説あり、どれが真実なのか定かではないらしいのですが、有名な説を二つほど簡単に…。
~珈琲の起源説その1~
「13世紀のアラビア、イエメンの僧オマール発見説」
オマールというイスラムの僧が領主の誤解によって町を追放され、山をさまよっていると、鳥が赤い実をついばんでいる。飢えていたオマール、鳥に習ってその赤い実を食べてみると、飢えや病気は消え去り、活力がわいてきました…。
~珈琲の起源説その2~
「15世紀のエチオピア、牛飼いカルディ発見説」
遊牧していた山羊が夜になっても興奮してなかなか眠らない、と近くの修道院に相談に行ったカルディ。遊牧地の近くを調べてみると、食い荒らされた赤い実のなった木があることが判明。不思議に思い食べてみると眠気が覚め、気分爽快になりました…。
どちらの説も、その後コーヒーは“秘薬”として扱われ、イスラム寺院での僧たちの修行に長い間使われることになり、世界に広まっていった、というストーリー。
またそののち、焙煎という手法が編み出されてから、コーヒーは香り高い嗜好の飲み物と生まれ変わり、今日に至っている、ということです。
山火事説、もっともらしい仮説ではありますが、真実はいかに…。
↑鳥がついばみ、山羊が食べる赤い実(珈琲の実)…。
人間が食べてみたくなるのも当然だと思います。