先日、店を開けた直後、○○さんの顔が突然頭に浮かびました。
店で使っている製氷機メーカーの営業マンで、開業後にほんの少しお会いしたことがある方です。(この方から製氷機を購入したわけではないのですが…。)
こりゃ○○さんいらっしゃるかな、なんてママと雑談しながら
なんとなく製氷機のフィルター掃除をしました。
しばらくすると、なんとその営業マンが本当に来店されました。製氷機の調子どうですか?と。
ある程度定期的に来店されるお客様の来店タイミングなどはなんとなく、少しだけ勘づけるようになり、結果的に日々の焙煎計画に役立った、ということはあります。しかし今回ほど明確にハマった(?)のははじめてなので驚いてしまいました。
後日、この話をお客様にお話ししたところ、
「それコヒーレンスっていうんだよ。シンクロするようなもの。マスターも商売する身体になってきたってことなんじゃない?」
との返答をいただきました。
大辞林によると、
コヒーレンス【coherence】 : 互いに干渉することができる波動の性質。可干渉性。
とあります。どうやら量子力学などで使われる言葉のようです。
この言葉を人と人との関係になぞらえて考えると、なるほどなんとなくわかるような気がしてきました。
そして、さらにそれを「店」と「客」という関係に置き換えてみると、
“コーヒーレスな(珈琲を切らした)お客様に、
(当店との)コヒーレンスによってご来店いただき充足を。”
というとても素敵な関係を表現することができそう。
駄洒落で恐縮です。
話をもとに戻すと、あの日私は○○さんに干渉しつつされつつ製氷機フィルター掃除した、という解釈にになるのでしょう。
「偶然・必然」という言葉をまた別の角度から捉えることができました。
…以上、突発的雑感でした。