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妊娠中のコーヒー

喫煙・飲酒・激しい運動・服薬などが制限される妊婦さん。
いろいろ注意する点があって大変ですよね。

妊娠中のコーヒーについて、問い合わせを受けることがあります。

先日もお客様に「珈琲大好きな妻が妊娠した、カフェインのことがあるから控えているようだがかわいそうだ。カフェインの影響って実際のところどうなの?」という相談をいただきました。
また、毎週のようにいらしていたお客様が突然パッタリと来店されなくなった数ヵ月後、出産報告とともに祝☆コーヒー解禁のご来店、なんてこともありました。
こちらの方は禁コーヒー(禁カフェイン)を実行されていたそうで、その間コーヒーの欲求を満たすために「たんぽぽコーヒー」や「カフェインレスコーヒー」などに手を出したものの、当店のコーヒーのように満足する風味には程遠いもので、さらにストレスが溜まった、とのことでした。

私も1児の父。あわよくばもう一人…と考えているタイミングです。
これはあらためて妊娠とカフェインの関係についておさらいしておく必要がありそうです。

そもそも、なぜ「妊娠中のコーヒー(カフェイン)がいけない」のでしょうか?
それは「妊娠初期のカフェイン過剰摂取で流産リスクが増加する」から、ということになります。

では「カフェイン過剰摂取はどのぐらい」の量なのでしょうか?
それは「1日の摂取総量が600mgを超えるくらい」になります。

コーヒー1杯に含まれるカフェインは約100mgです。

実際問題としてのボーダーラインを考えると、コーヒーを常飲している方が妊娠した場合、「コーヒーは1日1杯から、多くても3杯以内」に抑えると安全に楽しめることになります。
ちなみに妊娠後期であれば一般的な影響は少なく、むしろストレス緩和に効果があり、また出産後の授乳中にカフェインを摂取しても乳児への影響はほとんどない、というのが通説のようです。(※もちろんこれらの情報は目安であって絶対ではありません。個々、主治医の先生に相談→指導に従うのが一番なのは言うもでもありません。)
 
しかしここで、「カフェインはコーヒーにだけ含まれているものではない」ことには注意。
ココア、お茶(とくに玉露はドリップコーヒーの2倍)、ウーロン茶、コーラ、栄養ドリンクなどなど、カフェインを含んでいる飲み物はたくさんあります。
(※麦茶・そば茶などはカフェインを含んでいません。)
コーヒー以外の飲料も合わせて「1日トータルで600mgを超えない」よう留意すれば良いわけです。
 
 
妊婦さんって子供を授かったうれしさ半分、不安なことも山ほどあって本当に大変でしょう。
主治医先生の指導の下、適度にコーヒーを飲んでストレス解消、リラックスして出産に挑んでほしいと思います。



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2009年10月10日 23:45に投稿されたエントリーのページです。

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